2019.07.16
一つのまとまった土地のことを「一筆(ひとふで)」といいます。ですから、土地を複数に分ける事を分筆、逆に複数の土地を一緒にすることを合筆といいます。ではそもそもどういう事情で土地のことを「筆」というようになったのでしょうか。
ものの本によりますと、この一筆という単位は、江戸時代の検地帳で使われていた表記方法が元になっているそうです。検地帳ではそれぞれの田畑について、地目(田畑の等級)、面積、耕作者名が1行に記されていました。1行が1つの土地を表すということで、それを「一筆」と称したのが始まりとされています。
明治以降もこの「筆」が土地台帳などの単位として採用され、それが現在土地の呼び方として定着していったそうです。不動産に関わるものは、当たり前のように一筆などと言ってしまいますが、普通の方にはなかなかわからないですよね。私たちもお客様分かりやすく説明できるよう、気をつけていきたいと思います。
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