今日は測量現場のお話しをします。
測量というと、測量機を使って既存の境界点を測っていく作業をイメージされると思います。図面通りに境界点、すなわち杭や鋲、プレートなどがはっきり表面に出てきていればいいのですが、何もないように見える場合は、そこに杭が埋まっていないか、掘ってみるしかありません。
いきなりシャベルなどで掘ると、砂利などが邪魔して掘れないところもあります。そんなときに我々が使う秘密兵器が、「バール」です。おそらく多くの方が想像されるバールは、釘抜きぐらいのサイズかと思いますが、我々が使うバールは長さ175㎝、重さ7㎏もあります。もともとは重機などを持ち上げる際に使われる道具のようです。
これを使って、ここかなーと思われる地面を突っついていきます。何もなければずぼずぼ先端が入っていくだけなんですが、そこに杭などがあると、手ごたえでわかります。コンクリート杭はゴツゴツ、プラスチック杭はボコボコといった感じです。たまにコンクリートのがれきが埋まっていて、杭と勘違いすることもありますが、何かあるとなったらシャベルなどで掘ってみるわけです。
しかしそんな巨大なバール、さぞや値段が高いだろうと思われるでしょう。私も1万円ぐらいするのかなと思って実際似た様なバールをAmazonで探してみたんですが、意外に3000~4000円程度で手に入るようです。その代わり送料が1000円ぐらいかかります。重たいし長いのでしょうがないですね。
家の境界がよくわからない、ぜひうちの庭をバールで突いてほしい等のご要望がありましたら、お気軽に共同事務所グループまで。巨大バール持参でどこへでも伺います。
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宮崎市の測量/土地家屋調査士/行政書士事務所の「共同事務所グループ」です。
宮崎県にて地域に根ざした確かな技術と知識で、
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